なにゆえあなたはわたしを胎から出されたか、 わたしは息絶えて目に見られることなく、
たしかに人の子は、自分について書いてあるとおりに去って行く。しかし、人の子を裏切るその人は、わざわいである。その人は生れなかった方が、彼のためによかったであろう」。
ああ、わたしはわざわいだ。わが母よ、あなたは、なぜ、わたしを産んだのか。全国の人はわたしと争い、わたしを攻める。わたしは人に貸したこともなく、人に借りたこともないのに、皆わたしをのろう。
しかし人は死ねば消えうせる。 息が絶えれば、どこにおるか。
しかし悪しき者の目は衰える。 彼らは逃げ場を失い、 その望みは息の絶えるにひとしい」。
胎から墓に運ばれて、 初めからなかった者のようであったなら、 よかったのに。
わたしは、やみによって閉じこめられ、 暗黒がわたしの顔をおおっている。
わたしは生れるときからあなたに寄り頼みました。 あなたはわたしを母の胎から取り出されたかたです。 わたしは常にあなたをほめたたえます。